縄文時代前期、1万2000年前の稲作の痕跡が鹿児島から出土

世界最古の縄文文明
12 /09 2017
近年、縄文時代前期の地層から、イネのプラント・オパール(機動細胞珪酸体)が次々と発見され、これまで「弥生時代に大陸から伝来した」とか「縄文後期に伝来した」という説が覆されています。この件に関して、非常に懸念を覚えたのは、何らかの圧力や自己検閲が存在するのか、この内容に関する過去の新聞記事が次々と新聞社のサイトから削除されており、閲覧できない過去記事が増えていることです。

稲穂と民家

インターネット上で以下の四国新聞の記事は、まだ残っていました。

 岡山県灘崎町にある彦崎貝塚の縄文時代前期(約6000年前)の地層から、イネのプラントオパール(イネ科植物の葉などの細胞成分)が大量に見つかり18日、灘崎町教育委員会が発表した。この時期のプラントオパールが大量に見つかるのは全国初という。イネの栽培をうかがわせ、これまで栽培が始まったとされている縄文時代後期(約4000年前)をはるかにさかのぼる可能性がある。縄文時代の農耕開始をめぐる議論に一石を投じそうだ。

四国新聞 2005年
http://www.shikoku-np.co.jp/national/life_topic/article.aspx?id=20050218000428



縄文プラントオパールの記事
(この記事は、クリックしてもすぐに見れないようになっていたので画像を貼っておきます。)

しかし、縄文時代前期である「1万2000年前のプラントオパールが鹿児島から出土した」という件については、ほとんどの情報が隠蔽されているのか、新聞報道などがされていません。以下は、熊本大学が公開している「九州先史時代遺跡出土種子の年代的検討(平成14年度研究 プロジェクト報告) 」という報告書の一部です。この件に関して、なぜか過去の新聞記事などが次々削除されるので、対策として以下の資料はダウンロードして、コピーも取って保存することにしました。(ぜひ、ダウンロードして内容を拡散してください)

プラントオパール

http://reposit.lib.kumamoto-u.ac.jp/bitstream/2298/2462/1/KJ00000697267.pdf#search=%27プラント+オパール+縄文%27

九州大学の報告書の中には、「(イネだけではなく)小麦も中国よりも遥かに年代的に遡るという問題も合わせて考えなければならない事態を招来した」と記述してあります。つまり、今まで言われてきた通説を覆すことになってしまうと、以前から使ってきた前提や常識が使えなくなって、慌てているような内容です。科学者として、事実を冷静に受け止めるのではなく、「問題」とか「事態」などと、困っている様子が文章に現れています。その後の文章は、いろいろな理屈をつけて、事実を否定しようとしている文章に聞こえます。

ちなみに、福岡市教育委員会文化財部長の山崎純男氏は、熊本県本渡市の大矢遺跡から出土した縄文時代中期(約5000~4000年前)の土器に稲もみの圧痕(あっこん)を確認したと発表しています。

種まく縄文人

「タネをまく縄文人: 最新科学が覆す農耕の起源 (歴史文化ライブラリー) 」小畑 弘己 (著)



戦後、GHQ主導の教育によって、縄文時代の日本人は全く文明がない未開人で、日本人は中国や朝鮮から「日本に文明を教えてもらって」文明人になった、というように教えられてきました。そして、中国や朝鮮などでは「先に来たものが偉いから、言うことを聞け」という儒教思想があるため、大陸から全ての文化が伝来したことを強調してきました。

なぜ、中国や朝鮮が「これはうちの国が起源だ」という主張をするのは、文化的に「先輩である」ということを強調して、政治的に従わせようとする意図があるのです。意図が政治的なものなので、科学的な根拠や事実はあまり重要ではないため、捏造も厭わないというわけです。「漢字は中国起源だろう。日本人は、漢字を使っているだろう。それは、中国のおかげだ。だから、中国に逆らうな。中国のいうことを聞け」という風に文化を利用して、日本人を支配したいという手法です。

現在、韓国で漢字をほとんど使っていないのは、漢字を使っていると、この「漢字を教えてやった先輩に従え」と言われてしまうのを恐れて、あえて排除したという背景があります。

もちろん、戦前の日本人は、古代の日本にはすでに高度な航海技術があり、いろいろな民族が共存して文化を発展させていたことを知っていました。また、近年における縄文時代の漆器や漆の枝の発見、沖縄の海底遺跡の発見、縄文時代の酒造りの痕跡の発見などによって、10000年以上前から、日本には高度な文明が存在したことが判明しています。

日本には弥生時代に大陸文化が流れてくる以前の「縄文時代にすでに高度な文明があった」と私たちが思い出すことは、日本人の自立の第一歩だと思います。

富士山

豊葦原(とよあしはら)の千五百秋(ちいはあき)の瑞穂の国は、これわが子孫(うみのこ)の王(きみ)たるべき地(くに)なり。爾皇孫(いましすめみま)、就(ゆ)きて治(し)らせ。行矣(さきくませ)。宝祚(あまつひつぎ)の隆(さか)えまさむこと、まさに天壌(あめつち)と窮(きわま)り無かるべし。

日本の国は秋になると稲穂が豊かに米が稔る水田国家であり、私たちの子孫が治める国です。なんじ皇孫世、これから行って国を治めなさい。幸せでありなさい。天の日嗣の血統を継ぐものが栄えること、天地と共に永遠できわまりないだろう。

天壌無窮の神勅 -(日本書紀)



■九州大学 九州先史時代遺跡出土種子の年代的検討(平成14年度研究 プロジェクト報告)
http://reposit.lib.kumamoto-u.ac.jp/bitstream/2298/2462/1/KJ00000697267.pdf#search=%27プラント+オパール+縄文%27

■四国新聞 縄文前期、イネ栽培か/プラントオパール大量に(2005年2月)
http://www.shikoku-np.co.jp/national/life_topic/article.aspx?id=20050218000428
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sacredokinawa

アメリカ西海岸(シリコンバレー)に住んでいます。海外に住んでみたら日本がもっともっと好きになりました。遠くから日本を見た方がよくわかることもあります。2016年からやっていたアメブロのサイトがサイバー攻撃で閲覧できないページが多くなったので、こちらに引っ越してきました。リンクフリー、拡散OKです。ただし、記事内の参考文献や根拠とした過去記事へのリンクも一緒に入れてくださるようお願いします。