「マインドフルネス」に騙されるな!日本語で言うと「お前の頭は空っぽ」の意味だから

宗教の弊害、他力依存
03 /02 2018
最近、アメリカで「マインドフルネス」なる言葉が流行っていて、そういう名前のビジネスセミナーさえあるのです。私が住んでいるアメリカ西海岸のシリコンバレーでも、そう言ったセミナーに行く人がいます。私の周囲でも、大手企業主催のセミナーで、禅寺に泊りがけでそういう名前のイベントに参加して、「座禅」のようなことをしたと言っていた人がいました。日本の雑誌などでも、「マインドフルネス」ということが言われています。「マインドフルネス瞑想」なる言葉もあるようです。

マインドフルネス瞑想

ハフィントンポストの記事
http://www.huffingtonpost.jp/mindful-leadership-institute/mind-fullness_b_8966652.html

私は、この言葉は「何かしっくりしない、気味が悪い言葉だなあ」と思っていました。「座禅」は、英語でZAZENという単語になっていますから、あえて新しい言葉を作る理由は何だったのか。アメリカ人でも、「座禅(ZAZEN)」をやっていると、「禅の極意とは?」とか「無心とは何か」とか、考える人たちが出てくるのですね。私も、そういう珍しいタイプのアメリカ人を何人も知っていますよ。

しかし、この「マインドフルネス」という言葉だと、何がルーツで何を目指しているのかわかりにくい。瞑想と「禅」の伝統を切り離すことによって、「禅から学ぶのはやめようぜ」と言っているようにも思えてしまうのです。

そこで、ふと思ったのです。

マインド(意識、頭)を
フル(いっぱい)にした
ネス(状態)
=マインドフルネス


ふむふむ…。「マインドフルネスを心がけましょう」と言った時、それがどういう意味か考えてみたのです。

意識をフルにしよう、ということは前提として「お前は意識をフル作動させていない」ということがあるわけです。言い換えると、

普段のお前の頭は空っぽじゃねえか

ということです。

私たちの潜在意識というのは、言葉の意味を素直に受け取りますから、このような言葉を自分に対して乱用していると、無意識に「私の頭は空っぽな脳天気」とか「私に欠けているものがあるから、フルにしようと努力しないと」という風に自分をバカにする自己卑下というか、呪いのような言葉になってしまいます。

または、いい意味で邪心がない空っぽ、つまり「無心の状態」を否定しているのかもしれません。禅の修行では、「空(くう)」ということを言っていて、「空っぽなんだけと、それは無限の可能性を秘めている」という風に、そぎ落として無心になることからくるパワーというか、その境地を目指しているわけです。マインドフルネスは、意識を「フル」にすることを目指しているわけですから、禅の考え方とは、反対といえるのです。

日本語には、「凛とした」とか「丁寧に生きる」とか「精神統一」とか「座禅」とか、色々な表現があると思います。そういう私たち自身がはっきりと意味を理解できる前向きな日本語を使ったほうが、私は言霊という観点からいって、潜在意識がすんなり受け入れるし、健全なのではないかと思います。

日本の伝統的な神道の考え方では、人間はもともと完全な存在だと考えます。しかし、余分なものがついてしまう時もあるので、それを「祓え(お祓い)」でホコリを落とすように、そぎ落とすことで、元の完全な状態に戻るという考え方です。もともと人間は完全な存在だから、「完全になろう」とか「フル稼動せねば」という考え方はないんです。西洋は、聖書が文化の土台にありますから、聖書にある「原罪意識」というのが植えつけられているので、日本人の考え方とは、根本が違います。

一見、素敵な横文字には、余計な意図が入れ込まれている可能性もあるので、注意したいですね。



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No title

先日山中教授が出てた番組でも脳はお風呂や散歩などボーっとしたときに蓄積された情報をつなぎ合わせてアイデアを構築する作業をしてるという研究結果が解説されてました。
https://www.nhk.or.jp/kenko/special/jintai/sp_7.html

インプットしたり熟考したりする作業とは正反対の状態のようですね。おっしゃる通り無の心理状態になったときと考える方が近いかもしれません。

Re: No title

アメリカのテクノロジー業界などを中心とするインテリ層の間では、なぜかこの貴重な「空っぽの状態」が抜け出さなくちゃいけない悪い状態として宣伝されてしまっているということです。それを考えると、今でこそシリコンパレーが世界のテクノロジー業界を牽引しているにしても、これからは反対の方向にいきそうです。

sacredokinawa

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