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欧米で喜ばれるちょっとしたプレゼント、お土産とは?

海外生活、英語、英会話
12 /17 2018
クリスマスが近くなってきましたね。アメリカでは、トランプ大統領が就任するまではポリコレの圧力が強すぎて「キリスト教以外の人に失礼だから」という理由で、この時期に「メリー・クリスマス」と言ってはならない、という社会常識のようなものがあり、代わりに「ハッピー・ホリデー」という言い方をしていました。トランプ大統領になってから、大統領自らが「メリー・クリスマス」という言葉を使うようになったため、マスコミなどでもこの言葉を聞くようになりました。

クリスマスと言えば、プレゼント交換ですよね。私も、すでに「ホリデーパーティ」で略奪方式のプレゼント交換やりましたよ。さて、今日はプレゼントネタということで、欧米人に喜ばれるお土産やプレゼントについて書きたいと思います。

アメリカなど欧米諸国では、基本的にあまり物をやりとりしません。プレゼント(物)をあげていいのは、基本的にはクリスマスと誕生日です。(家庭によっては、バレンタインや母の日に夫から妻へプレゼントが贈られることはありますが)ちょっとお呼ばれとかちょっとした時にあげていいのは、ワインと花くらいです。

それ以外のタイミングで「ちょっとしたおすそ分け」とか「ちょっとしたお土産」を日本人的な発想で気軽に人あげてしまうと、思わぬ誤解を生むことがあるので要注意なのです。理由もなく基本的に物をあげると、勘ぐられることが多いのです。

「私を買収しようとしている」
「私に何かお願いしたいことがある」
「私(俺)に気がある」
「(ちょっとした物をわざわざ)恵んでくれようとするなんて、私をバカにしている」
「これで、私を陥れようとしているのか」
「私(俺)をダサく見せようとしているのか」



こんな感じで…。ちょっとした物をあげることで、円滑にコミュニケーションを図ろうとしてしまうと、思わぬしっぺ返しを食らうことがあります。洋服などの趣味のものは、受け取った人が「趣味が悪い」と感じれば、「こんなダサいものをわざわざくれるってことは、私(俺)がそんなにダサい奴だと言いたいのかよ!?」という風に受け取られます。また、仕事関係の人の物のやりとりにおいては、アメリカなどでは30ドル以上のプレゼントは「収賄」と看做されるので、違法性が出てきてしまいます。

christmas

ですから、基本は300円以上の物をプレゼントしていいのは、相手と親しくなって、相手の欲しいものを事前にさりげなく聞いておいた上で、誕生日かクリスマスにあげる、というのが正しい流れです。また、「知り合い」とか「友達」からもらったプレゼントが、配偶者や恋人からもらったものよりも高価だったりすると、家庭内で問題が生じる場合もあるので、「お世話になったから」などと言って、あまり高いお土産やプレゼントをあげるのは要注意です。もらった方は、それで一悶着ある場合もあるのですよ。

しかし、旅行などに行って、お菓子などみんなで食べられるような消費物をお土産に買ってくることは問題ないです。ホームステイなどに行くときに、「家族に何をお土産にしたら良いか」と悩んで、日本の文化を象徴するような日本人形や漆細工(塗り物)など、高価なものをお土産にする人がいるようですが、これはお金の無駄ですし、相手にとって一番迷惑です。リサイクルショップに無料で捨てられてしまうのがオチです。ほとんどの欧米人は、本物の漆細工とアクリル塗料の違いが分かりません。また、ジャパネスクな置物は、場所を取られるし、欧米のインテリアにマッチしないし、人によっては親戚に反日国出身の配偶者がいたりすると、「親日」と思われたら困る家庭だってあるかもしれないのです。

日本人だとどうしても「お土産をあげたい」という欲求がありますので、そこを抑えるのは難しいですが、そこはグッと抑えて(笑)。どうしても「ちょっとしたお土産をあげたい」という場合は、私の体験から一番喜ばれたのは、これです。

金箔シール

金箔&銀箔シール

これですね、日本では500円しないくらいだったと思いますが、アメリカの通販で買おうとすると値段は三倍以上します。金箔専門店から「蒔絵シール」として売り出されているもので、日本の大きな文房具店に行けば、買えます。複数の欧米人に日本のお土産としてあげたところ、本物の金と銀を使っているということで、「え?本当に貰っていいの?ありがとう!!」と喜ばれました。日本の工芸品や塗り物の価値が分からない人でも、

金や銀には価値がある、ということは分かります

から、もらうとVIP待遇された気分になるようです。シールは、受け取った人が好きな物に貼れますから、不要なものをあげてしまって、陰で捨てられるリスクが低いです。また、あげるほうとしても、これは持ち運びが楽です。また、日本には古くから金山や銀山があり、金箔や蒔絵の高い技術があるという文化をアピールする上でも良いですよね。

私は、知り合いの数と男女の割合を考えて、女性向けの手毬とか可愛い蒔絵のデザインのものもいくつか買っておいたのですが、欧米人の女性は可愛いデザインを好む人が少なくて、龍や広重などが人気で、可愛いタイプのものは結局は残ってしまいました。こちらの人たちの感覚からすると、可愛い色やデザインというのは、小学校の低学年くらいまでに卒業してしまう人が多いようです。そういう訳で、あげる方が女性だからといって、女性向けのデザインを用意しておけばいい、という訳ではなく、むしろダイナミックで男性的な日本らしいデザインを多めに揃えておいたほうが良いかもしれません。

それから、バラマキ用のお菓子について。日本の有名店のお菓子は、いくら高くて私たち日本人が美味しいと思うものでも、アメリカではウケません。アメリカでは、チョコやケーキに入っている砂糖の量が日本の倍くらいなので、甘みの感覚がマヒしている人が多いのです。ですから、日本のチョコやクッキーをあげても「あれ?砂糖入れ忘れた(笑)? 味がないw」くらいの印象しか持たない人が多いのです。ですから、あげるだけ勿体ないです。

また、日本語(外国語)が書いてあると、それだけで思考が止まり、食べて安全なのかどうか分からず無意識に警戒心が高まる欧米人が多いので、いくら「日本のチョコレートだよ。美味しいよ」と言っても、怖々と食べるだけです。訳の分からない言葉が書いてある箱からお菓子を食べるのは、みんな本心は、怖いんですよ。しかし、欧米で名前の通ったブランドの日本限定フレーバーだったら、バカウケしました。以前、抹茶味のキットカットを大量にアメリカ人の友人にあげたら、とても喜んでいましたよ。(しかし、抹茶味はアメリカでも売っているので、希少価値はそんなにないです)

そして、何よりも評判が良かったのが、わさびキットカット。

わさびキットカット

「わさび」というのは、お寿司についてくるもので、この言葉はとりあえず欧米人に認知度があります。しかし、欧米には、こういうフレーバーはないので、珍しい。そして、キットカットは、子供の頃から食べている人が多いので、認知度がありますから安心して食べる人がほとんどです。日本語が書いてあっても、このロゴを見ると安心するんだと思いますよ(笑)。彼らの「規格の枠」の中で、ちょっぴりフレーバーだけジャパネスク、それが相手を安心させて喜んでもらうお土産選びのコツじゃないかと思います。

私は、これまで色々と失敗してきたので、もっと前にこれを教えてくれる人がいたら、色々と物やお金を無駄にしないで済んだだろうし、余計な誤解を生むこともなかっただろうと思います。

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