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100%自分原因説、批判を許さないスピと洗脳が解けない仕組み

脱スピ、脱洗脳
02 /20 2019
ドリーン・バーチューさんのキリスト教への改宗について、スピ界で有名な人だっただけに、関係者は少なからず思うところがあったかもしれません。今回の件で少し驚いたことは、ご本人の宗旨替えは2017年のことで、関係者はすでに知っていることのはずなのに、日本で彼女のカードや本を愛用してきた人たちで知らない人が非常に多かったということです。

「いつか、誰もがこの真実を学ぶでしょう。悪魔がニューエイジ(スピリチュアル)を運営しているということを。」
Someday, everyone will learn the truth: the devil runs the new age.

ドリーン・バーチューの言葉

http://doreenvirtue.com/2019/01/21/an-a-z-list-of-new-age-practices-to-avoid-and-why/



そして、もう一つ驚いたのは、けっこうドライで「あっそう。私は使い続けるよ」とか「彼女がそうしたいならいいんじゃない?」というような好意的な意見が多いような気がします。「がっかりした!」「裏切られた」という思いの人たちもいるはずなのに、それを書いてしまうと恥ずかしいとか醜いことだと思っている人もいるのか、それを公言している人が少ない気がします。

まるで、何か「批判(ジャッジ)する人は、波動が低い」とか「こんなことを引き寄せたのは自分自身なんだ」と思わされて、心で実はモヤモヤしているのに、それを言えないでいる節さえあります。

ここ数年、「引き寄せの法則」が流行していますが、それが

エスカレートして「100%自分原因説」

という新しい境地に到達しているようです。もちろん、自分の人生は自分で創っていますから、「自分が自分の現実を創っている」というのは、ある意味では真理だと思います。しかし、何でもかんでも「自分のせい」にすることで、大局が見えなくなってしまう時もあると思います。

自分原因説

モデルの道端ジェシカさんがこの「100%自分原因説」と引き寄せの法則を駆使して、願望実現ノートなどに書いたことを実現していき、世界的なレーサーのバトンさんと結婚したと言われています。しかし、そのあと、ジェシカさんとバトンさん夫婦は、寝ている間に催眠ガス強盗に遭い、高価な結婚指輪まで奪われ、それから二人の関係がギクシャクして、離婚に至ったとも言われています。遠距離結婚で無理をしていたのもあったのかもしれませんが。

道端ジェシカとジェンソン・バトン夫妻、盗難被害で婚約指輪も奪われる 催眠ガス強盗か
https://www.huffingtonpost.jp/2015/08/07/jessica-button_n_7958584.html

100%自分原因説でいくと、こんなことまで「私が引き寄せちゃったんだ」ということになってしまいます。100%自分原因説で突っ走ると、事故や強盗に遭ったことや暴行されたというようなことまで、「自分が起こした」ということになります。

犯罪を犯したのは、強盗犯であり、暴行犯であるはずなのに、自分の責任になってしまいます。友人関係で無理難題を言って困らせる人がいたら、「彼女にこんなことを言わせているのは、私なんだ」ということに。また、レストランに行って、食べ物の中に虫が入っている上にウエイター「あなたが仕込んだんじゃないですか」とひどいことを言ってきたとします。そんな不快な経験でさえ、「100%自分原因説」を信じすぎると

「私の信念体系(思考パターン)が引き起こしたんだ」

ということになってしまうのです。これ、笑い話のような喩えですが、実際にいるんですよ。こんな感じで信じている人たちが。昔、とあるアメリカ発祥のヒーリングをやっているという日本人に会ったことがあるのですが、その方は「食中毒なんかも、自分の思考パターンが引き起こすんです」と真顔で語っていて、私は意味不明すぎて困惑したことがあります。

ここ数十年くらいでしょうか、スピ界でこのように、現実で起きていることの原因をすべて自分自身のせいにしようとする動きがあります。それは、表現は様々な言い方をしていますが、中身は一緒です。


○批判する人は、波動が低い
○人をジャッジ(価値判断)するな
○自分のカルマのせいで今、自分がこうなっている
○すべては、ワンネスである。だから、批判する人はワンネスが分かっていない未熟な魂
○自分の人生に起きることは、すべて自分の思考パターンがつくっている
○100%自分原因説
○自分の思いぐせが現実を引き寄せている



これ、スピ系のセミナーなどを受講する時に、契約書や参加申込書に小さく書いてある場合も多いんです。私もアメリカで何回か見たことがあります。「講師に対して批判的な行動や気持ちが湧いたら、それは自分の信念体系(思考パターン)が原因で、講師の責任ではない」とかね。これ、

明らかに批判を封じようとしている

ようにしか思えませんね。

100%自分原因説が染み込みすぎていると、例えば、教祖や指導者がセクハラをしたり、詐欺で有罪になったりしても「これは、私が引き寄せたことなんだ」と言って受講者や参加者は自分に原因があると思い込まされるのです。スピ界は見えない世界を駆使している人が多いので、見えない魔術的なことを初心者にまで仕掛けてくる主催者や講師さんもいますが、これも「あなたのせいですよ」で片付けられてしまいます。これは、「お金を取る側」にとっては、

「お金を落とす側」からの文句や不満を
すべて封じ込めるために、非常に便利


な方法だということです。

自分が何かを体験したり、見聞きしたりしていて「なんだか、これおかしいな」とか「これ気持ち悪い」、「騙されているのかも」など、いろいろ思ったり、感じたりするのが普通ではないでしょうか。それを、「批判することは、波動が低い」と言って批判を封じ込める手法は、ひと昔に言われていた「そんなことをしていたら地獄に落ちるよ」と言って従わせたり、脅したりする表現をスピっぽく変えた同じ内容の別バージョンだと言えます。

つまり、批判を封じる手法というのは、「お金を落とす側」が疑問や不満を表現したり、そう言った意見交換をさせないようにして、

最終的に洗脳が解けないようにするための仕組み

だということです。

霊と金

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コメント

非公開コメント

No title

今日もわかりやすい記事でした。
ありがとうございます。
自分の体験と照らし合わせてみても、思い当たるふしがあります。

初めてセミナー系の世界に触れたのは、
数年前に受けた、アメリカ初のある「教育プログラム」で、
一日12時間位×3日間(+1晩)で15万(税抜)のアメリカ発のものでした。
次々にセミナーがあり、段階的にレベルアップしていく感じで、
ほぼ全て受けました。(そういうセミナー会社が多いことを後に知りました。)

内容そのものや、目指すべきところは大変すばらしく、
おかげで自分の考え方の偏りや、自分で作り上げた思い込みなどに気付いたり、
沢山得たものがありましたし、成長はできました。
今でも受けてよかったとは思っていますが、、
度々疑問を感じることもあったのが事実です。

例えば、セミナー中に「講師の話し方がやたら声が大きくてうるさい」と感じる人がいると、スタッフには「自分側に何かしっかり腹におちていないものがあるままここに来ているから、いざ受講しても講師にそういう不満がでるのだ」と言われたりしていました。

No title

セミナー中にも次の色んなコースを受けることを「その人の為だから」とかなり強く勧められたリ、逆にボランティアとして、基礎のセミナーへ参加している人に対して未受講の次のプログラムへ誘う(エンロールするという言葉でしたが)仕事もありました。

そのセミナーに周囲の人に参加してもらう事を通して人に貢献する、自己成長するという名の1年に及ぶ上級コースも、離脱者が多数ですが、何度も「叱咤激励」されます。
というか、ここからしか新たなプログラムへの参加者は生まれないので、
組織としては無償で人が集められる素晴らしいシステムではあります。。
(勧誘ではない!貢献だ!と繰り返し言われましたが、
これが毎日毎日申込者や説明会への参加者を作ることにコミットするもので、
非常につらく、友人を無くす人多数(笑)もちろん逆に
素晴らしいことを引き起こす人も多数ですが。。。)

No title

いつまでたっても延々に受けるべきセミナーが出続けてお金がかかること、
その組織の人員の95%ほどが「自己成長の為」という名の無償ボランティア
(交通費も食事支給も無)で成り立っている為(希望性ではありますが)断れない雰囲気で、「あなたは偉大な人だ」等と言われて、頑張ってしまっていましたね。心のすきまにそっと入り込んだのでしょう。
ライングループもボランティア関連だけで何十にものぼり、
深夜から早朝まで対応が必要になりますが「非合理」の名のもとに、狂ったように頑張っていました。
自分の生活が忙しさでおかしくなってきて身を引きましたが、
その組織の中だけが居場所になってしまっているような人も多かったです。

こう書いてみると異常ですが(笑)
その最中にいると、おかしさに気付かないものですね。。
最終的に病気という嘘の理由で関わりを断ちましたが、
家でのんびりお茶をのんだり、休みの日に好きな場所へ出かけられる
ごくごく普通の幸せをしばらくかみしめていました。

批判できない、あるいは批判しにくい雰囲気の団体なんて
怪しいし、おかしいなとやはり思いました。

No title

長々とすみませんでした。
私のような体験をされている方も多いのではと思い、
何か気付いて頂けるきっかけになればと思いました。

不適切でしたら削除ください。
ブログ主様でしたら、どの会社かお分かりかもしれませんね(笑)

このような罠がいろんなところに潜んでいることを肝に銘じたいと思う体験でした。

Re: No title

コメントありがとうございます。

どこの会社のことかさっぱりわかりませんが…。。

多少は内容や内情が違うとは思いますが、絶対に「批判させない」雰囲気を作るという点において一緒のところが多いでしょうね。

批判したら波動が低い人だとか、魂のレベルが低い人だとか、ワンネスが分かってないとか言われて、人間としての魂の「格」が落ちるみたいに言うことで恐れを植え付ける…。ヘイトスピーチ禁止によって、批判を封じ込めるのと似ています。

しかし、どこかで「これおかしいかも」と思ったとか「もう、つぎ込むお金がなくなった」とか、忠告してくれる人がいたとか、そういう状況から結果的に離れることができる人は強運だと思います。失ったものが多かったとしても、「これからの人生は自分軸でしっかり生きていこう」という決意は揺るがないからです。そして、余裕があれば、囚われている人たちの何人かには「お花畑スピ」という監獄からの抜け道を教えてあげられると思います。

賢い!

そのとおり。スピリチュアル系統の自己啓発セミナーの団体と個人は、99%が霊的な詐欺師で、本物は1%未満でしょう。本物は、真実を隠したり、会員を分離したり、カネを要求したりしませんから。 連中自身が自分の死後に地獄に行くのです。

Re: 賢い!

バーチュー さんの様にちょっと美人だったりすると、憧れる人も多いですが、今はもうどこもメッキが剥がれて事実が表に出てきていますね。だんだんと、そういった団体や指導者が起こした不祥事だとか、セクハラだとか裁判だとかが表に出てきて隠しようがなくなってます。それから、そういう団体に関わって事故に遭ったり、離婚させられたり、破産したとか、死亡したという様な話さえも聞きますね。本を読むくらいでやめておいて、実害が出なかった人たちはラッキーだったと思うしかないですね。

私が、100%自分原因説に違和感を覚えたのは、書いてある事がS教真光の教義に似ていたからです。
私は未成年期から向こう10年ほど、母の勧めで信仰をさせられていました。

良いことは神様や救い主様や教え主様のお陰、感謝しましょう。

悪い事出来事は前世を含め悪いカルマ祓い。感謝をしましょう。

この教団にご縁があり、組み手となった方々は前世は酷い罪人だった方です。
御奉仕や御奉納をさせて頂いて罪を消しましょう。
※組み手とは信者のことです。

怒りの念は瞬時に80人の人間を殺すパワーがある。
いつもニコニコしていましょう。

人を裁いたり、批判をしたらいけません。

などなど。

自分にとって嫌な出来事は全て自分のカルマが引き寄せたものだと教えられました。

1980年代末から2000年代初頭までは、こんな教えをする宗教及び信者は疎まれ気味でした。
しかし、これがスピリチュアルとなると宗教を疎んでいた方々の中にも順応してしまう方も出てきて驚きました。

人を陥れて財や時間を奪っておきながら反論をさせないような教えを用意しておくなんて卑怯に感じてなりませんでした。



Re: タイトルなし

全くその通りですね。

新興宗教だと知ると「まずい。逃げろ」という感じで危機意識が働くけれど、横文字でセラピーとかヒーリングとか言われると、なんだか科学的で洗練されたもののように感じさせられている人が多いですね。最近では、コンシャスネスとかマインドフルネスとか言葉が変わってきているだけで、中身は同じ。

しかし、今は大勢の人たちが、「これって批判させずに言うことを聞かす(支配して課金する)ための縛りなんじゃ?」と気づいてきています。今まで表に出なかったことがどんどん表に出てきています。それは、宗教やスピ関係者の人身売買などの犯罪行為による逮捕や裁判での有罪判決、不審な死亡の仕方などという分かりやすい形で出ていると思います。国連やダライ・ラマ、マザーテレサ関連まで犯罪と繋がっていたことが判明しているのですから。また、「幸せとワクワクはこうやって作る!」みたいなフワフワ系の指導者も、現在では、何回も泥沼の離婚をしたり、難病の治療でスピどころではない人もだんだん表に出てきています。

真実は必ず表に出てくると思います。そして、ほんとうに陰ながら努力してきた人たちや真心を持って真面目に生きてきた人たちが自由になって、本領発揮しながら暮らせる時代に突入してきていると思います。

コメントをありがとうございます。
マザーテレサについてです。
ドリーン博士の監修のセイント&エンジェルオラクルカードというものがあります。
そのカードに没後間もなかった、マザーテレサが入っています。
そのカードが発売されて間も無く、ネット上のレビューに「なぜ、死後数年程度のマザーが聖人に?」と異議が書かれていました。
もしかすると、マザーの悪事を隠す為に生前から善良説を流し、大衆の目を真実から逸らすようにしていたのかもしれません。
スピリチュアルと言えば、新興宗教と違い、自発的に始めるという印象がある為に本人も周囲も洗脳されている意識に欠けるように感じます。

はじめまして。
ドリーンバーチュの検索からヒットしました。
読んでいるうちに引き寄せの罠やアクセスバースのエネルギーの出所を知り、なるほどやはり!変になるのはこういうことかと腑に落ちました。これから、また詳しく拝見させていただきます。闇から抜けたいです。
気づきをありがとうございます。

Re: タイトルなし

コメントありがとうございます。

そうだったのですか。これは、意図的ですね。

カトリック関連の悪事が今、どんどん表に出て法王の右腕が児童虐待でやっと逮捕されましたが、カトリックの広告塔であったマザーテレサをさりげなく、カードの中に入れる辺り、やはりそっちの勢力の影響力があったことは確実になりましたね。

確かに、スピリチュアルは、入信するとかしないとかがなく、お手軽に始めることができるので、本人が洗脳されていることに気付きにくいようになっていますね。私も若い頃は、不思議なことが面白すぎて、すっかり騙されていましたが全く自覚がなかったです。

Re: タイトルなし

コメントありがとうございます。

私が昔、はまっていた時代は、割と怪しいことを隠していなかったので、分かりやすかったのですが、最近のスピリチュアルは、オブラートに包んであるというか、履歴や出どころをロンダリングして、怪しくなさそうな人を前面に押し出したり、怪しさを感じさせないような言葉や横文字で誘っている気がします。とても巧妙です。

でも、「なにかおかしいな」とか「アレをやった後に体が痛くなった」とか「なんでこんなに高額なんだろう」とか、疑問が湧いてくるということは、自分の中に理性というか判断力がちゃんと残っていて、護られているのだと思います。抜け出す力はみんな持ってるので、大丈夫ですよ。今、無事に抜けて本来の自分を取り戻している人がすごく増えてます。

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