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自称「自由の国」アメリカにも実はある「同調圧力」について

海外生活、英語、英会話
02 /23 2019
自称「自由の国」アメリカ(笑)。

日本に住んでいると、アメリカの俳優やミュージシャンなど個性を発揮している人たちをよく見るし、日本に来ているアメリカ人も自分の意見を言って、自分らしさを発揮しているように感じるかもしれません。だから、「アメリカてのは、自由な国なんやなあ。ええなあ」などと「窮屈な日本とは違う」などと思うかもしれません。

しかし、そうでもないんですね。それは、ただの見せかけ。というか、私たちが外から見て作った幻想でしかない。

同調圧力は、実はすごくある

のです。私は学生時代にこちらで過ごした時に、一番カルチャーショックだったことが、そこでした(苦笑)。かねがね「日本の同調圧力には本当に参るな」と思っていた私は、「アメリカでは自分軸でいけるんだろうな」と大きな勘違いをしていました。

アメリカの学校に入ってみて、何人か現地の友人が出来たのですが、親しくなった途端に複数のアメリカ人から、ハッキリとこう言われたのです。

「お前、まずその格好をなんとかしないとな」

(*゚Q゚*)(*゚Q゚*)(*゚Q゚*)

You have to do something about your outfit. というような言い方だったと思います。アウトフィットというのは、洋服とか着るものという意味の言葉です。そして、次に続いたのは、こんな言葉でした。

「お前に合うジーンズを見つけないとだな」

ジーンズ
(↑どうやら、こんな感じを求められていたらしいw)

その時は、アメリカ人の間での同調圧力のすごさを知らなかったので、「私はスカートで間に合ってるんだけど」と思って、断っていました。女子の友達は流石に言いにくかったのか、私がダサく見える方がいいと思ったのか理由は分かりませんが言って来ませんでした。というか、女子は日本人の女子のファッションが自分たちと違っていて面白く、フリフリのプードルを連れているような感覚で私を可愛がってくれていたのかもしれません(苦笑)。男子の友達は一緒に歩くのが恥ずかしかったのか、何人か親切に忠告してくれました。「なんなら一緒に買い物に行ってあげるよ」とまで言ってくれた人もいました。

50年代ファッション

よくよく話を聞いてみると、どうやら日本で女性が来ている洋服というのはフェミニン過ぎて、アメリカでは時代錯誤に見えて、まるで50、60年代のテレビからタイムスリップして出てきた人のように見えて違和感を感じるのだそうです。そして、そういう状態で過ごしている私をすごく可哀想でもったいなく思ったらしいのです。

それから、しばらくアメリカにいて分かったのですが、アメリカ人の男子が「さっき外国から来て、何もわかんないんです」状態の女子と一緒にいると、別に恋愛関係ではなくても、端から見ると「騙してる感」を醸してしまうのです。そのため、善良な男子ほど、そういう外見の女子と友達になって時々、どこかでおしゃべりをしているだけで、自分が極悪人のように見えてしまうのを嫌うようなのです。そして、

アメリカにいるなら、ジーンズを履かなきゃ

と力説してくるのです。これは、アメリカ・ジーンズ教です。同調圧力です。最初の年は、「いやだ、いやだ」と言って、私は自分が持っていた服を着ていました。しかし、日本から持ってきた服を着ていた私はアメリカでは年上のOLみたいに見えていたようで、周囲で日米の複数の顔見知りの人たちから「あいつは年齢を偽っていて本当はかなり年上である」と根も葉もない噂をたてられてしまったのです。

それで、仕方なくですが、ジーンズを履くようになったのです…。そして、ジーンズを履くようになったら、周囲のアメリカ人が大喜びして(←意味がよくわからなかった)、「最近、君、すっごいいい感じになったよね(ちょっと前まで、ヤバかったけど…。)」などと褒めてきたのです。どうやら、それまでは文明人扱いされなくて不憫な子だと思われていたけれど、ジーンズを履くことで「やっと我々の一員になって、ちゃんとした人として自立できて、俺たちもホッとしてるよ」みたいな感じで応援されるようになったのです。同じ大学に留学していた他国の人たちは、私がどんな服装をしていてもあまり前と態度が大きく変わったということはなかったのですが、アメリカ人の友達の態度は違っていたのです。

笑い話のようですが実話です。

こんまりさんの記事を書いた時に、「え?片付けに関して同調圧力とかあるの?」や「え?ウソ?アメリカで、弁当に関してそんな同調圧力とかあるの?」などと思った方もいらっしゃるかもしれません。私も、しばらくは自分が日本仕様のお弁当のせいでアメリカ人に目の敵にされているとは「まさか」と思って気付いていませんでした。しかし、ある時、アメリカ人女性から、「そんなに弁当命なら、弁当屋になればいいのに…。ここ辞めてw」というような嫌味を言われて、初めて気付いたのです。日本のスタンダードからいえば、そんなに派手でも豪華でもない普通のお弁当を見て、マウンティングされたような気分というか「自慢しやがって」とか「スタンダードを勝手に上げやがって」とイライラしているアメリカ人女性がいるということに。

私自身、「アメリカは個性が尊重される自由の国」というような刷り込みがありましたから、服装の件も弁当の件も自分が経験していなかったら、「まさか」と思って信じなかったと思います。

案外、ここは同調圧力が非常に強い国なのでした。騙されてはいけないのでした。どこにこだわるかやどんな風にそれを表現するかは、日本とは違うということだけでw そういうわけで、私たち日本人はアメリカの実情や「アメリカの本音」を私たちがよく分かっていないことをまず知らないと、国際情勢を見る上でお話にならないのです。「無知の知」が出発点です。

終わり。

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