自分を貶める「高次元」、「ハイヤーセルフ」教の罠

脱スピ、脱洗脳
05 /15 2019
最近、スピリチュアルな商売をしている方達がよく私のブログの読者登録をされているようなのですが、私は首をかしげずにはいられません。多分、あまり人のブログの内容を読まずに、とりあえず登録しているのかもしれません。まったく話が合わないと思うんですけどね。

私はお金がかからず自分だけでやる完全自立タイプのスピ活動は良いと思いますが、お金がかかるものや人と一緒につるんでやるタイプのものや指導者やテクニックが必要なものにはロクなものがないと思っています。スピリチュアルとは、自分の精神や心のこと。どうして自分の精神を鍛えたり、心を鍛えるのに、お金をかけたり、人とつるまないといけないんでしょうか。さっぱりわかりません。また、外国人が横文字で何かすごそうなテクを教えてくれるようなスピも私は無意味だと思っています。鑑定やセミナーなどでお金をがっぽり取られた上に、何か精神が逆に蝕まれている人が多い気がします。

ひとつ分かりやすい例を挙げます。

ここ十年くらいでしょうか。「ハイヤーセルフ(高次元の自己)の声を聞く」というようなことをいっている人たちがいます。人によっては、霊能者やヒーラー(他人)から「あなたのハイヤーセルフはこういっている」とかお金を払ってハイヤーセルフからのメッセージを通訳してもらう人もいるそうです。アホか!!「セルフ(自己)」という言葉がついてるってことは、

ハイヤーセルフは自分の一部

なんですよね。自分の一部と離れてしまっていて、他人に聞かないと、自分が思っていることがわからないって、人間として末期症状じゃないですか!

これは私の見方ですが、自分自身の中で分裂を起こして、本当の自分や自分の本心をわからなくするために何者かが「ハイヤーセルフ」なる考え方を編み出してそれを商売に利用している勢力がいるんだと思います。自分自身を「高次元の自分」と「低次元の自分」に分けて、自分自身で自分を差別しているような感じがします。そして、高次元の自分(ハイヤーセルフ)にアクセスできていないと感じる人が多いということは、自分自身が高次元の自分を所有できておらず、低次元の自分に支配されちゃってる、と思い込んでいるわけです。これって、おかしくね?

これは性善説で「お天道様がみている」という感覚を培ってきた日本人には必要がない考え方だと私は思います。というのは、アメリカで長年暮らしてきて、西洋人とつきあって思ったのは、こっちの人は常に自分の中にある天使と悪魔と戦っているような考え方をする人が多いということです。犯罪も人が見ている場所ではあまり起きないけれど、人が見ていない場所ではものすごく起きる。つまり、証人がいたら犯罪がバレるから。物だって、人が見ている場所に置いておいてもあまりなくなりませんが、人目がつかないところに数分おきっぱなしにしておくと、すぐになくなります。

西洋人のマインドの中では、常に「人が見ていないなら盗っちゃおうかな」という低次元の自分と「いやいや、そんなことしたらいかん」という高次元の自分が戦っているような印象を私は受けました。ハロウィンのマインドで彼らは鍛えられていますからね。

その点からいうと、日本人の心が善悪の二元論に侵されているとは私には思えないのです。そして、私たち日本人は性善説で人を疑うことを知らない人が多いので「ハイヤーセルフ」とか横文字でそれっぽいことを言われると「私は高次元の自分のマインドがわかっていないんだ。繋がりたい!」などと洗脳されて嘘を信じこまされてしまうのではないかと思います。

自分は自分だから元から繋がってます

当たり前のことだけど。もし、「ハイヤーセルフ教」にはまっている人が身近にいたら、教えてあげてください。これは、二元論で育った西洋人のマインドの中はそうなっているかもしれないけれど、日本人の意識にはマッチしておらず、

自分自身を貶めて、自分の中で分裂を作り出す考え方

であると。

それに、ハイヤーセルフ=守護霊とも私は思っていません。守護霊が存在するかしないかは私には分かりませんが、もしも守護霊にベラベラ話しかけられたら怖いし、いちいち人生に介入されたらウザいですよね。もし、守護霊が存在するとしたら、私たちの選択や意志を尊重して、いちいち介入するようなことはしないと思います。どうしても危険な時だけ守ってくれるんじゃないでしょうか。(あっちの世界にも、おそらく不介入ルールがあるだろうし、そうじゃないと怖いですから、守護霊にルールを破らせて色々聞き出す行為はそもそもアウトなのではと思います。)

「高次元の存在のチャネリング」とかもそうだけど、「高次元って誰が決めるの?」って話。見えない存在で「自称高次元」なら、善玉なんでしょうか? 私たち人間より優れているんでしょうか。どうして彼らの言うことを聞かないといけないのでしょうか。

「高次元の存在」とか「ハイヤーセルフ」とか、自分を貶める考え方はそろそろ終わりにした方がいい時代になってきていると私は思います。

自分が自分であることが当たり前でありがたい

私はそう思ってます。
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sacredokinawa

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